作者のプロフィールもすごい、発表時62歳、住所不定、無職。消費者金融に勤め、一時は起業で成功し年収2000万だったらしいが、福島の除染作業や風俗業、土木作業員の経験もあるとか。
実はこの前に「藻屑蟹」を読んでいて「犬」も読んで「救い難き人」を読むところで今週が終わったのだが、1週間で3冊以上を読んでしまった。分かりづらい描写や、語り手が入れ替わったりするところでひっかかる所もあるので、もっと若い作家さんかと思いきや実は人生の先輩、数多の経験がリアルな描写を裏付けていてもっと読みたくなる。
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2025年6月1日日曜日
読書 鯖
痔になった
診てくれたのはWEBサイトでもお見かけした院長先生で、触診をしてから「内痔核3度!」と自分で書いたメモをペンで指しながらイライラした風に説明。「〇〇病院なんて手術するのかね?」とも。古くから知っている人はご存知かもしれないが、ワタシは30年くらい前にも内痔核の結索手術を受けているのだ。続けて「薬出すけど治らないからね」と言われて退散、治らない薬を出すとはどういうことかとその時は思うが、これは本当のことだと後で分かる。
薬局で座薬と軟膏をもらうが、しばらく続けても本当に治らない。脱出した内痔核を、指に軟膏を付けてそっと押し戻す方法を覚えてのは後の話で、この頃は大の後にペーパーを丸めて脱出した痔核を押し戻していたのだがそれが痛い。
最初にかかったこの病院、実はクリニックなので、手術をするにしても自費になり高額というGoogleの口コミを見て、1週間後、数駅先の肛門科のある大病院にも行ってみる。こちらも触診の後、様子を見るという。前の病院と同じように軟膏と座薬、さらに飲み薬が2種。薬は増えたが改善しない。痔核は薬では小さくなったりしないのだ。
2週間後に薬が切れて、再度受診して手術はしないのですか?と聞くと、今は仕事が忙しいから出来ないと言ったのはあなたでは?となぜか切れられ1ヶ月分の薬を処方される。この頃にはもう、脱出した痔核を押し戻すにも慣れた頃だがやはり手術か、ジオン注で早く直してもらいたいと思って別の病院を探すことにする。
ジオン注というのは、2004年に開発された内痔核を注射によって硬化させる画期的な方法で、日帰りで受けることができるらしいが、再発のリスクもあるという。30年前の手術でも経験したが結索法は1週間程度の入院が必要で、その間かなりつらい思いをする。結索法は術後の出血リスクもあるのだが、これも経験した。病院の廊下で出血し、血まみれになりながら担架で運ばれたのだ。で、家族にも相談すると手術・入院と言うとかなりびっくりされるので、ジオン注で評判の医師を探すと、クルマで30分ほどのところに異常に評価の良い肛門科を見つけた。
予約は出来ないというので、ある月曜日の午前7時に向かうと8時半からの診察を待つ20名ほどで待合室はいっぱい、11時ころにやっと順番が回ってきたが、今までの先生とは全然違う親切な対応、ジオン注も可能とのことだが3ヶ月待ちとのことだが、それでも5月中旬に予約を入れる。
そして5月、仕事も休み麻酔後は一人で帰れないかも、というのでヨメに付き添ってもらってクリニックへ。診察台にうつ伏せに寝、点滴で麻酔が入るとすぐに寝落ちし、目が覚めるとベッドの上、1時間近く眠っていたらしい。
お尻に若干の違和感があるが、再度診察の後帰宅、ご飯も普通に食べてよいらしい。翌朝の排便は温水で洗うときに少しシミたものの脱出はしないことに感動。そして今度は一人で病院へ行き、診察。触診していただき、手術は成功とのことで今度は10日後に通院予定。
手術5日後、スローペースで6キロ走ってみたが問題なし、本当は2週間程度の激しい運動は禁止らしいが、そんなに空けていられないので筋トレやスイミングにも行ったが問題はいまのところない、と思う。
便は今でもスムーズではない、納豆、めかぶ、ヨーグルト、オーツのシリアルなどなど、総動員してバナナ便を目指すのだがなかなか難しい。水もそんなに摂れる訳では無いが、足再発を避けるにはどうにか柔らかくするしかないので、今は処方された漢方で様子見中です。